
あれはシューノじゃないの??

ホームセンターで売っている可動棚収納システムはたくさんありますが、中でもロイヤルさんの可動棚収納システムは2種類あるんですね。
不思議ですよね、なぜ分けているんだろう??
前回「どれも同じではない⁉どの可動棚収納を選ぶべきかのポイントを解説!」で各メーカーさんのシステムを比較しましたが、その中でロイヤルさんは似て非なる2つの可動棚収納システムを販売していたので、今回はロイヤルvsロイヤルを記事にしていきます。
各メーカーの比較記事はこちら>>どれも同じではない⁉どの可動棚収納を選ぶべきかのポイントを解説!
もしあなたが可動棚収納を家に設置しようと思った時に、同じメーカーのものでありつつも間違った選択をしない方が良いと思い、それぞれの特徴を細かく調べましたのでぜひ読んで参考にしてください!
シューノのメーカーさんのサイトはこちら>>Thinkシューノ
この記事を読めば、ホームセンターに売っているロイヤルさんの可動棚システムと、同じくロイヤルさんが発売しているシューノと何が違うのかが良くわかり、家で使う可動棚収納はシューノの方が良いということがわかります。
ロイヤルさんの2つの可動棚収納を紹介
ロイヤルさんの可動棚収納システムは以下の2つです。
- AAシステム(お店用)→ホームセンターで普通に売っている
- SSシステムシューノ(住宅用)→ホームセンターではほとんど見かけない
①ロイヤルさんのお店用可動棚システム「AAシステム」
こちらはよくアパレルショップなどの陳列棚や什器に使われている可動式のシステムです。お店用の金具なんですね。
色々と調べていくと、このメーカーさん、お店用の金具のメーカーとしては非常に高いシェアを持っていて、業界では有名っぽい感じです。
なので意識せずとも、お店でこの可動棚システムは必ず目に入っているものではないでしょうか。
こちらの可動棚システムの特徴は、
という点です。
カタログを見てみましたが、はっきり言ってワケがわかりませんでした(笑)パーツ金具が数えられないくらいたくさんありすぎて、いったい何がどう組み合わさって陳列棚ができるのかイメージすら湧きません、、、
この、可動式という点に着目して、これを家の収納に使ったら便利!と発想した人(ホームセンターのバイヤーさん)が、ロイヤルさんの数あるパーツ金具の中から、収納で使えそうなものだけをチョイスしてホームセンターで売り出した、という流れなのでしょう。

②ロイヤルさんの住宅用可動棚システム「SSシステム シューノ」
こちらは「住宅用」として販売している可動棚収納システムです。
このシューノの特徴は以下の点です。
- 暮らしの安全を最も重視している点
- サビに強いという点
- 耐荷重性能(どれだけの重さに耐えられるか)が異常なまでに高いという点
- 家の室内にマッチする高級感ある色の仕上げ・スタイリッシュな形状
長く住む家の中で、10年、20年と使えるような安全性と耐久性を意識した作りになっています。
パーツ金具の種類は、上のお店用AAシステムよりはるかに少なく、家の中の収納に必要なパーツ金具だけに絞られています。
残念ながらホームセンターでは見かけません、、、
なぜ2つの可動棚システムが存在しているのか?を推理
ロイヤルさんのホームページを見たり、細かすぎて良くわからない(失礼、、、)カタログを見たり、ロイヤルさんがお店の金具パーツで高いシェアを持っている背景、また実際にホームセンターでお店用のAAシステムの方を買ってきてシューノと比べたりして、理由を色々と考えてみました。
私の出した結論は以下の2つです。
- お店用のAAシステムは、一般人が扱わない前提で作られたものである(お店に寄り添うメーカーさんなので)
- お店用のAAシステムを家で使って欲しくないから、住宅用のSSシステム シューノを開発した
これらの答えに至った根拠を説明していきます。
まず①の「お店用のAAシステムは、一般人が扱わない前提で作られたものである」という点では、そもそもロイヤルさんはお店用の陳列金具パーツのメーカーさんなんで、この「一般人が扱わない」ということが、ポイントです。
ので、限定された人(スタッフ)のみが、可動棚の配置換えや取り付け取り外しを慎重に行うため、取り扱い上そこまで安全性に配慮をしなくても大丈夫、ということです。
実際に、お店用のAAシステムを買ってきて、調べてみると、これけっこう危ないかも、、、と思った点があります。
これです。
可動させる時に、手を添える下の部分のカーブのエッジが、ものすごく鋭利なんです、、、
お店のスタッフさんが慎重に扱えばこその仕上げで、「お店用品質」なんです。
もし、これを私たちのような一般人が扱うとなると、それ相応の安全性を持ったものに仕上げる必要がある、と考えたのだと思います。
つまり、一般人が扱うレベルの安全性ではないのです、、、
そしてそれが②の「お店用のAAシステムを家で使って欲しくないから住宅用のSSシステム シューノを売り出した」というところに考えが進んだのだと思います。
では、シューノの方を見てみるとこうです!
可動させる時に、無意識に手を添えても手を切ることがないようエッジを滑らかにしています!
お店用のAAシステムを、一般ユーザー向けのレベルに昇華させた商品だということが良くわかりますね。
2つのシステムが存在していることをまとめると、以下のようになります。
- お店用のAAシステム→お店のスタッフが扱うレベルのものとして存在
- 住宅用のSSシステム シューノ→家の可動棚収納として扱うため、一般人が安全に使えるレベルにまで昇華させたものとして存在
お店用のAAシステムは、家で可動棚として使わない方が良い?
結論は、「使うことはオススメできません」です。家で使うのには向いていないと感じました。
お店用のAAシステムはホームセンターでよく売っていて手に入れやすいのですが、先述の通り、可動をさせる際に手を添えるところが鋭利で危険なこと以外に、心配な点が2つあります。
- サビやすい仕上げ
- 耐久性が高くない(重さ的に)
というところでして、家で可動棚収納として長く使うには明らかにスペック不足だと思います。
まず①ですが、
です。
家の中は湿気が多く、特にこのお店用のAAシステムをクローゼットで使うと、早くて1〜2ヵ月でもう表面がくすみ出す可能性があります。
つまり、このお店用のAAシステムもキレイに使える期間は短く、ゆくゆくはサビが発生して耐久性がなくなってしまい、可動棚収納全体が崩落する可能性もあります。
それであれば、住宅用SSシステム シューノはサビにくさをストロングポイントにしているので、こちらを最初から選んだ方が良いです!
そして②ですが、
です。
お店用のAAシステムがこの30kgが最大値なのは、商品陳列用だからだと考えられます。
つまり、過度に載せたりすることがないので、必要以上のスペックを持たせていない、ということでしょう。
これを、家の可動棚収納として使うとどうでしょうか?
家にはたくさんのモノがあって、それらを最大限に収納したり、ハンガーにたくさん服を掛けたいはずです。
であれば、30kgという低めの制限のあるお店用のAAシステムを使うより、最初から最大で100kgまで載せられる住宅用SSシステム シューノを選んだ方が良いと思います!
間違えたくない!お店用のAAシステムと住宅用のSSシステムの見分け方は?
見分け方は、お店用のAAシステムを基準に考えるとわかりやすいです。
棚柱レール、棚を受ける腕パーツ(ブラケット)とも、
点です。
ホームセンターなどで可動棚収納システムを選ぶ際にはここを注目してみましょう!
(こちらの「AA」マークが入ったものを、家の可動棚収納として使うのはオススメ出来ない、という意味で!)
まとめ
家で、可動棚収納として使うなら、ホームセンターで売っているお店用のAAシステムではなく、絶対にシューノです。
ロイヤルさんは、そもそもが「お店の商品陳列を目的とした金具パーツのメーカー」で、
これを家の可動棚収納として安全に使えるように各スペックを昇華させたものが、住宅用のSSシステム シューノである、ということです。
そんないきさつがあり、
と2つの可動棚収納システムが存在している、ということです。
お店用にはお店用である理由があり、住宅用には住宅用であるための理由をしっかりと商品に繁栄させている点はすばらしいです!
そんなロイヤルさんの、一般ユーザーが家の可動棚収納として最も良いと感じた安全性と耐久性を盛り込んだシューノを選択することをオススメします。
今回は以上です!
いずれ両者のサビの進行具合の実験模様も記事にしていきますね、お楽しみに!