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後付けOK!可動棚収納のDIY設置の手順を解説-後編-

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あなた
壁を調べるところまではできた!さてさて次は何するの?

この記事は、「後付けOK!可動棚収納のDIY設置の手順を解説-前編-設置イメージづくり」を読んで、いよいよ現実的にどういう可動棚収納にするのかという段階に入った人に向けて書きます。

もしあなたがまだ何もイメージができていない状態でしたら先にこの記事を読んでみてください。
>>後付けOK!可動棚収納のDIY設置の手順を解説-前編-設置イメージづくり

ジョー
私はロイヤルというメーカーさんが販売している「SSシステム シューノ」という可動棚収納システムを使っています。
ですので、この以後シューノで話をしていきますが、他のメーカーさんのものでも設置に関してはほぼ同じです。
シューノのメーカーさんのサイトはこちら>>Thinkシューノ

この記事を読めば、可動棚収納の設計までが確実に完了しますので、最後まで読んでみてくださいね!

念のため前回までのおさらいをしましょう!

前編の記事>>後付けOK!可動棚収納のDIY設置の手順を解説-前編-設置イメージづくりに戻ってまとめ記事を見返すのが面倒な方もいらっしゃると思いますので、こちらに前編のまとめを書きます。

可動棚収納の設置まで、やるべきことは以下の4つです。

  1. 設置のイメージ(設計)をして、可動棚収納に必要なパーツを割り出して買ってくる
  2. 下地のあるなしを調べる
  3. 下地チェッカー・電動ドライバーは最低限必要なので持っていなければ買う必要がある
  4. 施工を自分でやる、または大工さんにやってもらう

手間も、時間も、労力も、お金もかかるので、本当に可動棚収納が必要かどうかを想像してみてください。
ただ、可動棚収納は設置して後悔は絶対にしない、満足度の高いものです。

設置する場所を決める基準は、そこに可動棚収納があると、

  1. 細かいモノが散らからずに済む
  2. 適材適所の収納ができて便利になる
  3. 遠くにモノを取りに行かなくて済む

の3つが叶えられる場所を選びましょう。

そして、その希望する場所に

きちんと下地が入っているかどうか、下地の入っているところにのみ可動棚が設置できる

これを必ず確認しましょう。

下地(間柱)の位置をマークする作業を行いますが、必要なものは以下のものです。

  • メジャー(100均に売っているものでOK)
  • マスキングテープ(100均に売っているものでOK)
  • 下地チェッカー(ホームセンターなどで売っている1,500円くらいのものでOK)
  • ペン
  • 寸法記入用の無地の紙を1枚

実際に可動棚収納を取り付ける壁に、マスキングテープを横一直線に貼り、下地チェッカーで間柱の位置を調べ、間柱の入っている範囲をマークする作業を行います。
さらに、メジャーを使ってマークした寸法を測り紙に書き出します。

ここまできたら可動棚の横幅サイズを決めていきます。

可動棚の横幅サイズは、ひと棚600mm

を最大値として守ることを前提に、

  1. 可動棚は縦に何列にするか
  2. 可動棚をどの列でも使えるように共通の横幅サイズにするか

を決めます。

可動棚の横幅サイズは、

その可動棚の棚柱レールの取り付け間隔の寸法からマイナス5mm

した寸法になります。

ジョー
以上が前編のまとめです。ここまでOKですかね?

では本日行ってもらいたい作業です。

7.可動棚の段数を決めよう!

いよいよ可動棚の配置をどうするか、決めていきます。

段数を決めるポイントは以下の2点です。

  1. 上の可動棚との高さをどれくらいにするか
  2. 可動棚の段数は何段がベストか

まず①ですが、キツキツ感なく、見た目にもちょうど良い収まりにする高さ間隔の目安は、

収納するものの高さに、プラス70mm〜100mm(70cm〜10cm)くらい

がちょうど良いです。

(間隔の図)

例えば収納ボックスの高さが150mm(15cm)でしたら、その高さにプラス70mm(7cm)して、可動棚の間隔をだいたい220mm(22cm)にすると良いです。

②は完全にお好みになりますが、

ベストな可動棚の段数は5段

です。

(5段の図)

なぜなら、段数が多ければ多いほど圧迫感があり、見た目に重たい感じがするからです。

ですので、たくさん収納しなければならない場合は、可動棚を縦に1列のみで組むのではなく、縦2列〜3列で組むことを検討して、収納物を分散させると、圧迫感がなく見た目にも良いです。

ジョー

ロイヤルさんのシューノのホームページなどで調べると、可動棚は縦1列につき5段にする想定で耐荷重の数字を出していましたので、やはり5段までが良さそうです。

見た目に圧迫感を出さないためにも、耐荷重性能という、どれだけ載せられるのかというところにも気をつけるためにも、可動棚の縦1列のベストな枚数は5段という結果になります。

8.可動棚の奥行きサイズを決めよう!

段数が決まったら今度は可動棚の奥行きサイズを決めます。

この奥行きサイズは、可動棚収納の使い勝手にとても大きな影響があるので、いい加減に選択せずによく考えてサイズを選ぶことをオススメします。

可動棚の奥行きサイズを決めるポイントは以下の2点です。

  1. 一律にせず、モノに合わせた奥行きにする
  2. 収納物の奥行きプラス50mm(5cm)がベスト

まず①ですが、例えば同じ大きさの収納ボックスを数段置く場合は、もちろん一律の奥行きにしても問題はありません。

もし可動棚に置いたり載せたりするモノのサイズがバラバラであるなら、その置くモノの奥行きに合わせた棚の奥行きサイズにした方が、使い勝手が良いです!

ジョー
可動棚の場合は、よく言う「大は小を兼ねる」と考えない方が良いです。

そして②で言っている通り、可動棚の奥行きサイズは、そのモノの奥行きサイズにプラス50mm(5cm)にすると、出し入れがしやすく、見た目にもスッキリします。

棚を受ける腕の金具(=棚ブラケット)はだいたい50mm刻みのサイズになっているので、希望の奥行きに合うサイズの棚ブラケットを用意しましょう。

9.可動棚専用のブラケットの品番・サイズ・本数を書き出そう!

この作業までくればもう少しです!頑張って行きましょう。

可動棚の腕の金具(=ブラケット)の本数を数えてみましょう。
数え方で1点だけ注意です。

可動棚をひと棚作るのに、左右1本ずつのブラケット金具が必要(左と右がある)

例えば、私の使っているシューノの場合、以下のようになっています。

ブラケット品番

ロイヤルさんのシューノの場合、左右で1セットとなっていますので、「1」頼むと「左右1セット」で届きます。

こちらも注意してください。

以下のように50mm(5cm)ずつ各サイズが揃っていますので、可動棚の奥行きは、これらのサイズに合わせていきましょう。

10.棚柱レールの品番・サイズ・本数を書き出そう!

ゴール寸前です!

最後に、可動棚収納の棚柱レールの本数を割り出しましょう。

  • 可動棚収納を縦に2列以上で作りたい場合は「ダブル」の棚柱レール
  • 可動棚収納を縦に1列のみで作りたい場合は「シングル」の棚柱レール

を選んでください。

(図解する)

棚柱レールを壁に固定するビスも必ず必要になりますので、お忘れなく!

(ビス本数の表)

ジョー
私の使っているシューノは、市販のビスだとビス頭のサイズが合わないようで、シューノ専用のビスを使う必要があります。

棚柱レールと一緒に頼んでおきましょう!

また、棚柱レールの上下に付ける保護キャップもあると安全に使えるのでオススメです!

まとめ

はい、とってもおつかれ様でした!大変でしたよね!

ジョー
おめでとうございます!以上で計画設計は完了となります。一緒におさらいをしていきましょう。

可動棚の段数を決めるポイントは以下の2点です。

  1. 上の可動棚との高さをどれくらいにするか→収納するものの高さに、プラス70mm〜100mm(70cm〜10cm)くらい
  2. 可動棚の段数は何段がベストか→ベストな可動棚の段数は5段

そして、可動棚の奥行きサイズを決めるポイントは以下の2点です。

  1. 一律にせず、モノに合わせた奥行きにする→その置くモノの奥行きに合わせた棚の奥行きサイズにした方が、使い勝手が良い
  2. 収納物の奥行きプラス50mm(5cm)がベスト→出し入れがしやすく、見た目にもスッキリする

可動棚専用のブラケットの品番・サイズ・本数を書き出す際に、数え方で1点だけ注意です。

可動棚をひと棚作るのに、左右1本ずつのブラケット金具が必要(左と右がある)

最後に、可動棚収納の棚柱レールの本数を割り出しましょう。

  • 可動棚収納を縦に2列以上で作りたい場合は「ダブル」の棚柱レール
  • 可動棚収納を縦に1列のみで作りたい場合は「シングル」の棚柱レール

を選んでください。

棚柱レールを壁に固定するビスも必ず必要になりますので、お忘れなく!

この記事は以上になります。

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