可動棚収納を壁に取り付けるための条件は?

あなた
子供のモノが増えてきて、収納を見直したい。
あなた
インスタを見ていると、自分のオシャレな収納をUPしている人が多く、自分もやってみたい。

自分にも取り付けができるか不安、そもそも何から始めればいいの?と思っているあなたでも、、、

ポイントさえしっかり押さえれば実は案外簡単でして、失敗せずに可動棚収納の設置が出来てしまいます。

ジョー
私はロイヤルというメーカーさんが販売している「SSシステム シューノ」という可動棚収納システムを使っています。
ですので、この以後シューノで話をしていきますが、他のメーカーさんのものでも設置に関してはほぼ同じです。
シューノのメーカーさんのサイトはこちら>>Thinkシューノ

もしあなたの家でも自分オリジナルのオシャレな収納を作りたいなら、ぜひこのページを最後まで読んでみてください。

この記事を読めば、具体的にどこに可動棚収納を設置すれば良いのか、設置できる場所や条件が良く分かり、計画を立てやすくなります。

可動棚収納を取り付けるベストな場所は?

場所決め

どの位置に可動棚があれば便利になり、生活動線のジャマにならないかを意識しましょう。

空いている壁に安易に可動棚シューノを取り付けると、ジャマになるだけでなく、棚の角にぶつかってケガをしてしまうことが考えられます。特に小さなお子様がいるご家庭では注意が必要です!
あなた
ではどこに可動棚を設置すればよいの?

生活動線のジャマにならないことは大前提として、以下の点を基準に考えると楽チンです。
そこに可動棚収納があると、

  1. 細かいモノが散らからずに済む
  2. 適材適所の収納ができて便利になる
  3. 遠くにモノを取りに行かなくて済む

の3つが叶えられる場所を選びましょう。

生活動線のジャマにならない場所で、そこにあると劇的に生活が便利になる、という場所をまず選びましょう。

可動棚の取り付けには下地が入っているかが超重要!

下地例

取り付けたい場所が決まっても、そこの壁の向こう側、または壁自体に下地が入っていないと可動棚収納は取り付けられません。

違う言い方をすると、可動棚収納は壁に取り付けるのではなく、下地に取り付ける、というイメージになります。

下地が入っていないところへ取り付けると、手で引っ張っただけでズボッと抜けてしまいます。
これでは取り付けたとしても、棚としての機能を果たすどころか崩落事故に発展してしまいます。
ジョー
かつて、そんなことを意識しないで、「壁は壁だろ!」と下地のない箇所に安易に取り付けてしまい、棚を置いた途端に剥がれるように棚柱レールが外れてきた経験があります…。
下地のあるなしのチェックは絶対必要です!

可動棚シューノを取り付けできるのは以下のどちらかです。

  1. 壁の奥にある間柱→○だいたいがこちら
  2. 壁一面に下地合板(ベニヤ)が入っている→△こちらの可能性は低い

①壁の奥にある間柱

①の壁の奥にある間柱の場合は、その間柱のあるところ限定で棚柱レールを取り付けることができます。

間柱

間柱2

②壁一面に下地合板(ベニヤ)が入っている

壁に下地合板(ベニヤ)が入っている場合は、フリーでどの位置にも自由に棚柱レールを取り付けることができます。

ベニヤ

ベニヤ2

家を建てる時に特に指定をしていなければ、②のような下地合板が壁に仕込まれているケースはほとんどありません。

ですので、今住んでいる家に後から付ける場合は①のケースでの取り付けになると思います。

下地が入っている場所にのみ、可動棚シューノは取り付けができます。
そして取り付けパターンは2つのどちらかになります。

  1. 壁の奥にある間柱につける
  2. 壁に下地合板(ベニヤ)が入っていればどこにでもつけられる

下地の有無の確認は絶対に必要です。

下地の確認をする方法は?

壁

あなた
下地があるかないかって、どうやって調べればいいの?まさか壁をコンコンするだけでもOK?

壁コンコンでもある程度はわかります。
が!
「下地チェッカー」を使って調べることを強くオススメします。

なぜなら、間柱の入っている位置をある程度正確に調べる必要があることと、下地合板の場合はコンコンだけではわからないからです。

間柱の確認

間柱の例

間柱とは、以下のようなイメージで入っています。

間柱3

必ずそうだとは言えませんが、だいたいの場合が450mm(455mm)ごとに1本入っています。

繰り返しになってしまいますが、壁の奥にあるこの間柱にシューノの棚柱を取り付けるイメージです。

下地チェッカーは

  • 検知するタイプのもの(機械式)
  • 針で刺すタイプのもの

とあります。 このようなものです。

検知するタイプのもの
(機械式)下地チェッカー1

針で刺すタイプのもの

下地チェッカー2

検知するタイプのものは、間柱だけを検出するとは限りません。 鉄のプレートなども検出する場合があります。

ですので、心配な方は、検知するタイプのもので下地をチェックして、さらに不安な場合は針で刺すタイプのものでチェックすると、奥に入っている下地が本当に木(間柱)なのか、鉄なのかをチェックできますので併用をオススメします。

下地がないところへは、可動棚を取り付けることはできません。下地チェッカーを使って、間柱の有無を確認しましょう。

下地合板(ベニヤ)が入っている場合はこうなる

おそらく、この下地合板が最初から入っているということはほとんどないのですが、チェック方法をご紹介します。
こちらも下地チェッカーを使って確認します。

もし「ひょっとしたら入っているかも」と淡い期待を抱いているなら、必ず確認すべきです!

その淡い期待で可動棚を取り付けて、モノを載せたらすぐに崩落した、という事故を未然に防ぐことができるからです。

下地のチェック方法は、検知するタイプのものは使えません。その代わり、針で刺すタイプのものを使います。

下地合板が入っていれば可動棚シューノをどの位置にもフリーで取り付けられます。

(針で刺して木クズが着いてくる図)

しかし、以下のような場合は残念ながら下地合板は入っていません。
針に付着しているものは石膏ボード(プラスターボード)で、強度はほとんどなく下地になりません。

(針で刺してプラスターボードが着いてくる図)

上記のような場合は、下地チェッカーで間柱を探して、その間柱に可動棚シューノを取り付けることになります。

まとめ

まずは、どこに可動棚収納を取り付けるかを検討してみましょう。

検討の基準は以下の3つです。

生活動線のジャマにならず、そこに可動棚収納があると、

  1. 細かいモノが散らからずに済む
  2. 適材適所の収納ができて便利になる
  3. 遠くにモノを取りに行かなくて済む

という点で場所選びをしましょう。

そして、可動棚収納を設置する上でとても大切なことは、

下地があるところにのみ設置が可能

という点です。

下地のないところへの設置は、可動棚が丸ごと崩落する可能性が高いので絶対にやめましょう!

可動棚を設置できる下地とは、以下の2パターンです。

  1. 壁の奥にある間柱→○だいたいがこちら
  2. 壁一面に下地合板(ベニヤ)が入っている→△こちらの可能性は低い

壁コンコンではなく、必ず電気式の下地チェッカー、または針で調べる下地チェッカーを調べましょう。

今回は以上となります。

可動棚収納を設置するために行う具体的なことはこちらの記事を読んでみてください。
>>後付けOK!可動棚収納のDIY設置の手順を解説-前編-設置イメージづくり

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